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古い屋敷を購入した私は、その中に奇妙な鏡を見つけました。フレームは黒く、鏡面も古びていましたが、そこに描かれた風景は、どこか美しく不気味なものがありました。それはまるで、常夜燈に浮かび上がる霧の間から覗き見える、静かな墓地の光景のようでした。 私はその鏡を部屋の隅に置きました。しかし、夜になると、その鏡に映る風景が変わっていきます。霧が晴れて、墓地には白い頭蓋骨が数つ置かれた、高さのある石の円錐が見えてきました。そして、その円錐の横を、影の様な少女がゆっくりと歩いていくのが見えるのです。彼女の肌は真っ白で、長い黒髪はまるで墨汁のように滑らかで、見るだけで背筋が寒くなりました。 ある夜、私は寝ているはずなのにベッドから何度も目が覚めました。夢の中、私は鏡の前に立っており、その先の影の少女が笑っていました。その笑顔は、満月の光に照らされた、死者の空虚な笑みだったのです。 最後の夢では、その少女が鏡の向こうから手を伸ばして、私を呼びました。その手を触れた時の感覚、それはひんやりとした氷のようで、私は目を覚ますこともできませんでした。 翌朝、私は鏡の中に自分の姿を見ようと覗き込みました。そこには、笑顔を浮かべた少女の顔が見えました。私は気づきました。私が鏡の中に映る、その美しい少女の姿は、あの影の少女と同じ顔だったのです。
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